2021.0504 上手く言えない話

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 夏服のスカートを風が素通りする感覚とか、じっとりと湿気を吸い込んだ雨の日のテスト用紙とか、取り留めのないそれらを丸ごと忘れてしまうのが怖い。少年少女が主人公の本を読む。それで、ああまだ私この感覚を覚えてたって安堵するんだけど、それってフィクションで上書きされた記憶のようにも思う。本当はもうとっくの昔に忘れてるのに、上書きされた記憶を本物だと思い込んで覚えてるって言ってるだけなんじゃないか。何言ってんだ?上手く言えないけど、とにかくそういうことを考えていた。『さみしくなったら名前を呼んで』、明日最後までちゃんと読もう。

 昨日呪術廻戦を全巻購入して、今日一気に読んだ。久しぶりに絵をザカザカ描いたので記録として残しておく。

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プライドが高いのだと思う。下手だと自覚するのが嫌で中1以来まともに描けなくなっちゃった。もう楽しく描くことができない。たとえ描き上がった絵を見るのは自分だけだとしても、満足いく結果になるまでの過程(練習もだし、一発描きであっても)が多分キツくて耐えられない。絵でも勉強でも仕事でも何でも、自分はできない奴って事実から目を背けてしまう悪癖を直したい…。ダセーから。あの時奮起してれば今頃はもっと上手く描けてたかな。選ばなかった未来の話をするのもダサいな。やめる。呪術廻戦は面白かった。

 爪をスクエアに整える。自分の爪じゃないみたいで、これはいい。どんなにイケてる!って思ったものでも所有権が自分にあると思うと、それが途端にダサく見えてきてうんざりする。この爪もいずれそうなる。トライアンドエラー。自分の爪も絵も字も顔も声も思想も服も体型も化粧も髪型も、いつまで経っても全てがダサくて悲しいけれど、いいと思えることを取り入れてアップデートしないといけない。じゃあ完成形の自分は全てツギハギの猿真似になるってこと?ない自分をあるように見せて、それが一体何になるのだろう……。魂を愛してほしいと私はたまに言うけれども、こういうことを指している。また上手く伝えられない話。

 過大評価されている。というか、させてしまっている?①私が自分を卑下する余り自信を持たせようと気を遣っている(一番可能性が高い。申し訳ない)②評価しろという圧を私が発している(そういう人いるよね…)③その人の価値観がずれてる(信仰してくる人いるよね…)④私の価値観がずれてる(まじ?)⑤私は自分を大きく見せるのが上手い(え〜)、どれだろうね。考えてもわからないんだ。赤の他人から正しい評価を下してもらいたい。10人くらい集めてさ。