2020.0711

 "黒いワンピース"とだけ言われても全員のイメージが合致するわけないのにさあ。シーンは?丈は?素材は?と聞くと嫌な顔をされる。黒いワンピースっつったらあれしかねえだろ…みたいな。長く会社にいると自分の描く"黒いワンピース"しか世に存在しないと思ってしまうようだ。いやいや。フォーマルな場で着られるそれを想像する人もいれば普段着として着られるものを想像する人もいるでしょう、と言いたいのをぐっと堪えている。だけどそうして受け流した結果こういうおじさんが大量発生しているんだよな。もう私ひとりの力ではおじさんを止めることはできない。みんな!!オラに元気をわけてくれ!たのむ!

 


 髪を切った。私は短い髪がよく似合う。いつもモサモサと伸びた状態で行くからそう思うだけかもしれない。美容室とお風呂は私にとって一緒、行くまでが酷く億劫で大変。行ってしまえば何のことはないんだけど。いっそロングヘアにしてみようかな、と思ったけど、髪の長い自分を想像することは、もう出来なかった。

 


 最近友人宅への道を通ると、妙な感慨に包まれる。この道に慣れる程の年月を過ごしてきたんだなと。彼女の前途が明るいものであればいいなと思う。私が他人の幸福を心から願うことはそう無いが、彼女に関しては本当に。

 頑張っている人に掛ける言葉は何が正解なんだろう。「頑張ってね」は違うし「応援してるよ」もプレッシャーを感じさせてしまう気がする。「上手くいくといいね」だと他人事?いや他人事ではあるが…。何も言わなければ正解か?でもそしたら何も伝わらないしな…。わからない。適切な言葉をさらりと言える人はかっこいい。こういう時に無力だと痛感するのが嫌で、本を読んだりこうして文を書いたりしているものの、全然全然全然駄目みたい。頑張らなきゃなあ。

 

 私にしては良い出来の本日だったので、眠る。